債務整理で連帯保証人に請求がいかない方法はこれ!求償権も解説

債務整理のデメリットとして「連帯保証人に請求が行く」という話は、知っている人も多いと思います。

実際には、債務整理のやり方によって、連帯保証人に迷惑をかけないようにする方法があります。

また、連帯保証人には「求償権」という権利があり、本人に代わって借金を返済した場合、求償権にもとづいて本人に支払いを求めることができます。

連帯保証人に請求がいかないように債務整理する方法

債務整理には「任意整理」「個人再生」「自己破産」といった種類があり、任意整理は私的な交渉という形の手続き、個人再生と自己破産は裁判所を通す手続き、という違いがあります。

裁判所を通さなければならない個人再生と自己破産では、連帯保証人つきの借金も含めて、すべての借金を平等に整理しなければならないというルールがあるため、連帯保証人に請求がいくのは避けられません

一方、私的な交渉である任意整理では、整理したい借金だけを選んで手続きをすることができるので、連帯保証人つきの借金を対象から外しておけば、連帯保証人に請求がいかないようにしながら他の借金を減らすことができます

ただし、任意整理では借金の利息や遅延損害金はカットしてもらえますが、元本は60回払い程度の分割払いで全額支払わなければなりません。

そのため、十分な収入がなければ任意整理はできず、個人再生や自己破産を選ぶことになります。

債務整理で連帯保証人に請求がきたら「求償権」を使える

逆に、自分が連帯保証人になっている借金がある場合、借金をした本人が個人再生や自己破産をして自分に請求がきてしまったら、「求償権」という権利を使うことができます。

求償権とは、借金をした本人のせいで自分に発生した請求の支払いをしたときに、支払った金額を本人に請求する権利です。

求償権は法律で認められている権利なので、相手が支払いに応じない場合は、弁護士に依頼して裁判を起こせば、裁判所から支払命令を出してもらうことができます

ただし、債務整理をした直後は本人に十分な支払能力がない場合が多いので、本人が無理なく支払える範囲で分割払いを設定する、などの配慮を求められることはあります。

まとめ

連帯保証人に請求がいかないように債務整理するには、任意整理を選んで連帯保証人つきの借金を対象から外すという方法があります。

ただし、任意整理をするには、借金の元本を60回払い程度の分割払いで返済できるだけの収入が必要です。

逆に、自分が連帯保証人になっている借金が債務整理の対象になって、自分に請求がきた場合は、求償権を使って借金をした本人に自分が支払った金額を弁償するよう求めることができます。

求償権は法律で認められている権利なので、相手が応じない場合は裁判に持ち込めば支払命令を出してもらえます。