任意整理が拒否されない理由と拒否されるケースを紹介

任意整理は自分の代理人である弁護士や司法書士とお金を借りた会社とが任意で行う交渉であるため、会社側が拒否したら成立しないことになります。

しかし、実際には会社側に拒否されて任意整理ができないというケースはあまりありません。

ここでは、お金を貸す会社がなぜ任意整理を拒否しないのかという理由を説明するとともに、任意整理が拒否されるケースについても紹介していきます。

お金を貸す会社が任意整理を拒否しない理由

任意整理はあくまでも自分と会社側とが任意で行う交渉なので、どちらかが任意整理を拒否した場合は成立しません。

しかし、現在営業している大手の銀行・クレジットカード会社・消費者金融であれば、任意整理を拒否することはほとんどありません

理由を説明しましょう。任意整理では、借金の利息や遅延損害金は0円になりますが、元本は60回払いなどの長期分割で全額返済することになります。

つまり、お金を貸した会社側にとっては、任意整理なら貸した元本だけでも回収できるのです。

もし任意整理を拒否したために個人再生や自己破産の手続きを取られた場合、返してもらえる元本が大幅に減ったり、一切なくなったりする可能性が高くなります。

会社側は元本だけでも回収したいと考えるので、任意整理を拒否することは珍しいのです。

任意整理が拒否されるケース

大手の会社でも、武富士の日本保証やCFJ、クレディア、アペンタクルといった、現在新規で貸付をしていない会社の場合、任意整理を拒否されることがあります

ただ、こうした会社の借金は5年が経過して時効が成立させられる場合も多いので、その点はしっかり確認する必要があります。わからなければ弁護士などの専門家に相談するとよいでしょう。

また、フタバ、フクホー、エイワなどの中小消費者金融の場合も、任意整理に応じてもらえないケースがあります

中小の消費者金融はブラックリスト中でもお金を貸してくれるところがありますが、そうした会社は任意整理を拒否する可能性も高いということは覚えておいてください。

まとめ

現在貸付を行っている大手の銀行・クレジットカード会社・消費者金融であれば、任意整理を拒否することはほとんどありません。

個人再生や自己破産だと元本が減ったりなくなったりしてしまいますが、任意整理であれば元本は回収できるので、拒否するデメリットのほうが大きいというのが理由です。

ただし、現在新規で貸付を行っていない会社や、ブラックリスト中でもお金を貸してくれる中小の消費者金融だと、任意整理を拒否されるケースもあります。