債務整理は自己破産だけじゃない!任意整理や個人再生も解説

債務整理といえば自己破産が最初に思い浮かぶという人は多いと思います。

自己破産では財産が整理されるという印象が強いでしょうから、「債務整理はデメリットだらけなのではないか」と不安になる人も少なくありません。

しかし、債務整理には自己破産よりデメリットの少ない「任意整理」や「個人再生」といった手続きもあるため、借金額や収入などの状況に応じて選ぶことが大切です。

自己破産は最強の債務整理だがデメリットも大きい

自己破産は借金をすべてなくすことができる代わりに財産が処分されるので、債務整理の中では最もインパクトの強い手続きだといえます。

自己破産では確かに家や車などの財産が処分されるのですが、99万円以下の現金や家具家電などの生活必需品、20万円以下の価値しかない財産は手元に残すことが認められているので、一文無しになることはありません。

また、自己破産すると近所の人や職場の人など、知り合いみんなにバレて恥ずかしい思いをすると思っている人も多いですが、実は自己破産が周りにバレる可能性は想像しているよりもずっと低く、手続き後も普通の生活をしていくことができます。

他にも、「自己破産したことが戸籍や住民票に記録される」「賃貸物件から追い出される」「会社をクビになる」「選挙権がなくなる」など、悪いイメージは色々ありますが、どれも法的根拠のない誤解なのです。

任意整理や個人再生は自己破産より気軽にできる債務整理

とはいえ、自己破産は債務整理の中で最もデメリットが多い手続きではあります。

前述した財産の処分に加えて、「管財事件」という手続きになる場合は、自己破産が終わるまで士業・金融業・警備員など一部の職業に就けない、引っ越しや海外旅行をする場合に裁判所へ届出をしなければならない、といった制限がかかります。

こうしたデメリットを避けるには、任意整理個人再生といった、より手軽にできる債務整理を利用するのが得策です。

任意整理は利息や遅延損害金を0円にしてもらったうえで、返済期間を60回程度に延長してもらい、返済の負担を減らせる手続きです。

任意整理なら、いわゆる「ブラックリスト」に載ってクレジットカードが使えないなどの制限を受ける以外にデメリットはありません。

個人再生は裁判所を通して借金を5分の1程度に減額してもらい、3~5年で返済する債務整理です。

個人再生なら、ローン完済前の家を残せる、職業制限を受けないなど、自己破産のデメリットの多くを回避することができます。

まとめ

自己破産は借金をなくせる強力な債務整理ですが、財産が処分されるなどデメリットも多いのが難点です。

債務整理には、利息や遅延損害金をカットできる任意整理や、借金を5分の1程度に減額できる個人再生といった、よりデメリットの少ない手続きもあるので、借金額や収入などの状況に合わせて選ぶことが大切です。