個人再生とは?借金の元本を大幅に減額できる債務整理

借金を返しきれないという人の中には、「借金額が大きすぎて元本の返済がとてもできない」「任意整理で利息をカットしてもらうだけでは完済できない」という人も少なからずいると思います。

金額の大きい借金の場合、借金額5000万円までなら個人再生を行って元本を減額してもらうことができます。

個人再生とは?どのようにして借金を減額できるのか

個人再生とは、裁判所に申し立てて借金の元本を5分の1程度に減額してもらい、35年かけて返済していくという形の債務整理です。

例えば、借金が500万円ある人の場合、個人再生をすると返済しなければならない金額を100万円まで減らしてもらえます。

返済期間は基本的には3年なので毎月の返済額は約33000円となりますが、事情がある人は最大で5年まで返済期間を延ばせるので、最低約17000円を返済できれば個人再生が可能です。

なお、土地や自動車などの財産を持っている人の場合は、持っている財産をすべて売却処分した場合の金額は最低でも返済しなければなりません。

ただし、完済前の住宅ローンだけは「住宅ローン特則」で残すことができるので、ローン完済前の家であれば手放さずに個人再生を行うことが可能です。

個人再生に必要な手続きとは?

個人再生をするには、まず弁護士や司法書士に相談し、自分の収入や状況を説明して最適な債務整理がどれかを判断してもらいます。

個人再生が最適だということになったら、裁判所に個人再生を申し立てるために必要となる書類(身分証・住民票・給与明細など)を集めます。

また、個人再生では収入や支出を正確に報告する必要があるので、申し立てをする3カ月くらい前から家計簿をつけることになります。

書類が集まったら、弁護士が裁判所に申し立てをしてくれます。

申し立ての後は、本人が一度裁判所に行って個人再生委員との面接をすることになります。また、裁判所によっては履行テストと呼ばれる返済資金の積み立てテストが行われることもあります。

その後、借金の返済プランである「再生計画案」を提出します。借入先の過半数が反対しなければ個人再生が認可され、借金の減額を認めてもらえます。

まとめ

個人再生をすると、借金の元本を5分の1程度まで減額してもらったうえで、返済期間を35年に延長してもらえます。

個人再生をするには、弁護士や司法書士に依頼して書類を集め、申し立ての後で一度裁判所へ出向く必要があります。

その後、借金の返済計画である「再生計画案」を提出し、過半数の反対がなければ借金減額が認められます。